住吉美紅インタビュー
どうも!えこです。
作、演出、そして愛人『ビューティールージュ』役。
Platformリーダーの、みくみんこと住吉美紅にインタビューしました!
えこ:さてみくみん。すばり、今回の『その探偵の名、』作品のみどころは?
みく:前回の『いと、といと。』から推理要素を取り入れています。
前回は三種類のエンダウメント(隠された感情)を当てればよかったけど、
今回は容疑者7人分のエンダウメントを考えなきゃならない。
ゲームとしてもレベルアップしているし、人の生き死にが関わるシーンだから、
ドラマとしても見応えのある作品になりました。
えこ:愛人、ルージュという人のことをどう思う?
みく:愛人という役を、ステレオタイプにやろうとすると『女を武器に』して『色っぽく』ってなりがちですが
そこを今までと違って丁寧に、描いていくことで
ルージュをかっこいい女性だなと思ってもらえるとうれしいです。
えこ:自分とルージュの、重なる点とかってある?
みく:行動的で、実行力のあるところかな。
えこ:みくも思い付いたら即行動だよね
みく:そうだね。ルージュもあまり悩まないし、自分の道に迷いがない。
我慢するというよりは、我慢という発想がない女性です。
えこ:かっこいいね
みく:思いの外。
本当は、ルージュはもっと嫌な奴にしようと思ったんですが、
やるうちにかっこいい一面のある女になりました。
えこ:今回は、エンダウメントの内容が事前に公開されてるよね。
『愛情、友情、母性、依存、忠誠、嫉妬、殺意、協力者』
好きなエンダウメントはどれ?
みく:『友情』。ルージュは勿論、亡くなったチープルックさんのことを愛しているんだけど、
相手のためを思って相手のために行動するっていうのが、ルージュの自然な愛の在り方だから。
長年連れ添った夫婦みたいに、愛情というよりは友情が理想的だなと感じています。
えこ:うちの作品は、まるっきり即興というわけではなくて、
世界観があって、役柄も予め決まっています。
キャスティングもみくがやるわけだけど。今回あみくんを探偵にしたのはなぜ?
みく:Platformの初期のころ、グループに分かれてショーを考えようって企画があって、
そこで、あみくんとえこちゃんが『安見探偵事務所』という企画をあげてきたことがありまして…
えこ:(あったような…)
みく:結局形にする時間もなくて没になってしまったんですが
その『安見探偵事務所』というワードがとにかく頭から離れなくて。
探偵モノをやるなら、絶対安見くんだなと思いました。
役名も、いつもならもっと違う名前をつけるんですが、『安見探偵事務所』のせいでアミーゴが精一杯でした。(笑)
えこ:アミーゴとエコソンだもんね(笑)
みく:その名前先行で、安見くん主演の推理物作品のイメージは長年ありましたが
なかなかタイミングがなく5年近くが経過していました。
それが昨年、じゅんき(戸草内)が主宰の「加速装置」で上演している「ミステリー」という短編を
長編でやりたいと言う話が進み始めて、それなら主演を安見くんで、と書き始めました。
オリジナルの「ミステリー」からは、探偵と被害者を同じキャストが演じると言う部分以外
ほとんど変わってしまいましたが、長年の着想や出会いがいろいろ積み重なった作品となりました。
えこ:なるほどね。
安見探偵事務所か…そういうの企画した覚えはあるけど、内容覚えてないや(笑)
でも実現されて嬉しい。楽しい作品にしましょう。ありがとうございました!